安全対策

以前治安のいいといわれていたニュージーランドでも現在は、路上に車を駐車する時は市販のハンドルロックをするのが常識だし、アラーム警報機を取り付ける家も増えてきている。
牧歌的なイメージとは反対に、ニュージーランドは意外に犯罪の多い国だ。中でも空き巣や車上荒らし、レイプなどの被害報告が多い。こうした犯罪が比較的起こりやすいのがオークランドなどの都市部周辺。週末ともなれば繁華街は非常に賑やかで大勢の人が繰り出しているように感じるが、メインストリートを一歩外れると街頭も少なく人通りもまばらになる。引ったくりや性犯罪の多くはこうした状況で発生している。

犯罪に巻き込まれないためには、昼間といえども寂しい場所での一人歩きは避けるようにする、夜間の一人歩きは絶対にしない、暗がりを避けるなどの基本的な防犯対策を取ることが重要だ。自分の身は自分で守らなければならないことを肝に銘じておくこと。


事故対策
ニュージーランドはアメリカと並んで世界有数の交通死亡事故発生国である。統計によると、交通事故で死亡している人の割合は日本の10万人に10.1人に対し、ニュージーランドは10万人に15.9人となっている。事故の原因としてはスピード違反や飲酒運転が多いが、海外からの旅行者がニュージーランドの交通規則を把握していない為に起こす事故も多い。

一般的に見て、ニュージーランド人は運転が荒いといえる。ウィンカーを出さずに曲がる人も多い。バスや電車といった日常の公共交通機関が乏しいこともあり、飲酒運転も非常に多い。多発する事故を防ぐ為に政府は、スポードの出し過ぎや飲酒運転をしないように呼びかけるキャンペーンを実施している。